派遣社員なのにサイト運用の主担当という、契約内容オーバーの仕事になっていたものの、ようやくずっとの仕事が見つかった、そう思うほど仕事は楽しく順調で、賃貸生活も充実していました。
働き始めて1年目のある日。
久しぶりに会う友人とお茶をすることになりました。
この1日が、自分の人生の大きな変化になるきっかけになるとは思いもせずに。
家を建てようと思ったのは、友人の一言がきっかけだった
久しぶり、元気?
いつもながらの挨拶と、近況報告に盛り上がっていました。
離婚して、いま1人で賃貸生活なんだ。
結婚生活は向いてなかった、子供は欲しいわけじゃなかったし、元々は1人暮らしが合ってたんだと思う。
そんな話をすると友人が、
結婚しないにしても、いま付き合っている彼と別れたとしても、パートナーは今後できるかもしれないじゃん?
なら、1人か2人で暮らせるくらいの中古マンションを買うのもありじゃない?
何言ってんの、正社員になったこともないし、転職多いし、マンション買うなんて無理でしょ。
いままでならそんな風に、一刀両断で歯牙にもかけなかったのに、この日は違いました。
言われてみたら、2LDKぐらいのシングル向けマンションを買うのもあり、かも・・・?
確かに30代の頃、自分だけの家が欲しいな~と思ったことはありました。
でもそれは、宝くじで1憶当たったらいいな~と同じレベル。
本当にただの妄想だったわけですが。
20代から自信をつけるために自己啓発に手を出したり、離婚で自分の内面と向き合ったり。
自己肯定感が増え、メンタルブロックが緩やかに解除されていき、自分で無理だと決めつけていたことに対して、できるのかも・・・?と、可能性に視野を向けることができるようになっていました。
そのおかげもあり、マンション購入という言葉が、自分の中に息づくことになります。
ちなみに、付き合っていたパートナーがいたのですが、車が趣味で、働いたお金はほぼそこに流れていく人だったので、結婚は考えていませんでした。
賃貸で暮らしているストレス
家賃がちょっと高めという以外は、完璧だった賃貸。
1DKではあるものの、ダイニングキッチンは6畳でキッチンも広々。
洋室は9畳あり、最上階角部屋、バストイレ別。
駅からも徒歩30分以内で、近くにスーパーもあり、文句なしの好立地。
住まいそのものは、1人暮らしには十分すぎるほどでした。
でも、住んでみないと何事もわからないものですね。
ALC構造で静かというウリだったのに、めちゃくちゃ内部の音が聞こえてくるんですよ・・・。
ALC構造は外部の音に対する遮音性が高いだけで、内部の遮音性は別物だったよう。
電気を消す「パチン」という音や、電子レンジの「ピーピー」という音。
挙句には深夜0時過ぎに、下の部屋の人が酔っ払って?なのか、ノリノリで歌っているのが聞こえてくるんですよ。
ZARDの「負けないで」なのが、ハッキリわかるレベルで。(笑)
という事は、こちらの音も相手に聞こえているわけで。
不思議なことに、隣の声は聞こえないのに、下の歌声は聞こえるので、その他の音も下からの様子。
物を落としても響かないようにマットを敷き詰めたり、一応気を使って生活していたんですが、ある日やっちゃったんですよね。
暑い日に窓を開けっ放しで、22時すぎまでの長時間電話。
しかも2日連続で。
そもそも電話は滅多にしないんですが、同じ友人から連日電話が来て、盛り上がってしまいました。
ごく普通の声の大きさで喋っていたつもりだったので、ちょっとまずいかも?と思いつつ、深夜に歌を歌っているわけでもないし、と思っていたんですが。
翌日。
夜間のベランダに出ての電話はお控えください、との注意書きの用紙が投函されていました。
室内だったんですが、ベランダで喋っているレベルで響き渡っていたらしい。
やらかした!!と、胃がキュッとしましたね・・・。
より一層、音に対して気を使うようになり、息が詰まるような生活になっていきました。
家を買うのは「男性」という固定概念に気づく
中古マンション購入の話を聞いたのは、そんな賃貸生活の音に対するストレスを感じている頃でもありました。
マンションなら防音が整っていて、暮らしやすいだろうなぁ。
正社員でちゃんとお金を稼いでいる人はいいよね。
彼は正社員だけど、万が一結婚したとしても、全くお金が無いから家を買うなんてありえないし。
あれこれ考えていて、ふと思ったんです。
・・・ん?家は男性が買うものって思っていないか?
男性も家事をやって当たり前、そんな時代になってきているのに。
家については何の疑問もなく、男性が買うべきものだと思っている。
それは、女性側の意識も古くない?
女性ひとりで、家を買ってもいいんじゃ・・・?
いやいや、さすがに家を買うなんて絶対無理、瞬時に否定の言葉が頭をよぎるものの。
せっかくなので、派遣社員でもマンションが買えるのか、調べてみることにしました。

