年収300万の契約社員で40代独身女性。家を建てられる?【7】ついに注文住宅が完成!奇跡の中で生活する日々

年収300万の契約社員で40代独身女性。家を建てられる?【7】ついに注文住宅が完成!奇跡の中で生活する日々

奇跡的な流れに乗って、ついに土地が手に入りました。

前回の話はこちら

あとはこの土地の上に、家本体を作り上げていくだけです。

決める事が大量にあり、悩ましくも楽しい時間となりました。

もくじ

ようやく注文住宅の設計へ!

土地の契約を進めるのと同時に、図面の作成もスタートしていました。

図面がないと仮審査ができないですしね。

面白いことに、以前お試しで作成してもらった図面が、なんとそのままピッタリ収まりました。

トイレや玄関の位置など、ある程度の調整は必要だったものの、大きな変更もなく、サクサク進み、あっという間に契約完了です。

それにしても、注文住宅は決める事が盛りだくさんです!

壁紙を選ぶだけでも種類も多いのに、床や外壁など、それぞれ沢山の種類があり。

キッチン・バス・トイレ・洗面所の水回りは、どのグレード、どの色にするのかなどなど。

比較検討するのが大好きな私には、充実した日々でした。

そして同時に、「人の意識」がどれだけ適当で、またどれだけ必要な時にしか目に入ってきていないのかを知る日々でもありました。

一歩家を出れば、家なんて当たり前のように立ち並んでいます。

毎日のように目にしていたはずなのに、細かい部分は全く記憶にありません。

それが家を建てるとなったら、突如として立ち並ぶ家々が目に入り、見渡す限りサンプル状態です。

自分の意識が世界を作っている、その言葉が腑に落ちていく感じでした。

それにしても、最近のデジタル化はすごいですね。

建築模型で家の立体像をイメージするのかと思っていたら、3Dで建物のシミュレーションができるのに驚きました。

実際に建物の中に入って、床や壁の雰囲気や導線などを立体的にイメージできるので、非常に助かりました。

家づくりは金銭感覚がバグってくる

そんな感じで、どれにしよう、せっかく作るなら納得がいくものが良いよね、ちょっと高いけどこちらのグレードにしよう、なんてやっていると、あっという間に見積もりが増えていきます。

そして、金銭感覚がマヒしてきて、1万円が千円ぐらいの感覚に。

日常生活では1万の服でも迷うのに、家づくりになった途端、10万?仕方がないかー、みたいな感じになっていきました。

また、狭小地ならではの予想外の出費もありました。

土地が狭いため、どうしても左右の家との間隔が狭くなってしまいます。

実際、カニ歩きじゃないと通れない狭さ。

そのため、メンテナンスの関係や耐久性を考慮すると、ガルバリウム鋼板が最適なんだそう。

基本のサイディングの外壁ではなく、ガルバリウムでお願いしたいと言われて、いいですよ!なんて軽く伝えたら、約20万のプラスで焦りました。

そして一番打撃を食らったのが、地盤改良工事。

地盤改良、これは土地購入からスタートした人は必須項目みたいなものです。

しかも厄介なのが、土地購入後じゃないと地盤状況を調べられないところ。

家が建つ部分の土地を調べる必要があるため、正確な図面ができて初めて調査できるわけです。

売主さんの了承を得て、正確な図面も揃った上でなら、事前調査はできなくもないらしいですが。

で、購入した土地ですが、洪水などの水関連のハザードマップからは外れていたので、地盤改良工事はないだろうと期待していました。

まぁ、そんなことは無かったですね。

表層部分の地盤改良が必要という調査結果が出ました。

比較的軽い工事だったのですが、それでも45万という大ダメージ。

見積もりの中で、どの費用よりも高かった・・・。

ちなみに静岡市の場合、地盤改良工事が必要な土地の方が圧倒に多いそうです。

注文住宅に住む。毎日奇跡の中にいる素晴らしさ!

途中で生活費が足りなくなるかも!?と冷や汗をかきつつも、工事は順調そのもので進んでいきました。

着々と基礎が出来上がり、あっという間に棟上の日になりました。

晴天に恵まれ、眼の前でどんどん組み上がっていく枠組み。

青空のもと、職人さん達が軽々と組み上げていく様は、惚れ惚れするほどカッコ良かったのを、鮮明に覚えています。

枠組みができると一気に家の形が出来上がっていきます。

現場監督さんが、私の背が低いことを考慮して、天井部分の靴箱の位置を下げてくれたり。

営業担当の人も女性で話しやすく、工事中の写真も都度たくさん撮ってくれて、安心してお任せできました。

そして、ついに完成!

当日は水回りの使い方のレクチャーや、諸々の最終確認を終え。

最後に工事用の仮の鍵から、私が使用する鍵へと切り替えが終わり、完全に私の家になりました。

まだ家具も何もない、まっさらな家。

自分の家が建っているという、非現実的で不思議な感覚でした。

引っ越して、カーテンや家具、衣類や食器など細々したものを全て入れ終わり。

初めて1人で眠った夜。

あぁ、いま私は、奇跡の中にいる!

そう思ったら、関わってくれたすべての人に対して、とてつもない感謝の気持ちが湧き上がりました。

そして、家の中の物は、100%自分が好きなものだけを選んでいます。

奇跡の中で、好きな物に囲まれる、まさに自分だけの完璧なパワースポットの爆誕です。

そのおかげで、家が好きすぎて、より一層インドアなりましたが。(笑)

家を手に入れてから、今年でちょうど5年。

いまでも時折、奇跡の余韻にひたりながら、眠りにつける幸せを感じています。

正社員に一度もなれなかった自分だったからこそ、感じる事ができた体験でした。

どうせバイトや派遣だし、しょせん契約社員だし。

誰かに頼らないと生きていけない、大した取り柄も、これといった強みもない、生きている価値なんてあるの?

同じように感じている人がいたら、些細なことでいいので、好きなこと、やってみたいことを、とりあえず試してみてほしいなと思います。

いつしか、生きる価値は、自分で生み出せる事がわかるようになっていきます。

あなたの人生に気づきが訪れ、新たな可能性が開かれていきますように。

もくじ