「自分は人より劣っている」
そう思ったことがある人は、きっと私だけではないと思います。
学歴、 収入、雇用形態、実績、年齢・・・。
「自分なんて」と感じる理由は、いくらでも探せてしまいます。
契約社員、雇用形態だけでみたら、確実に劣っていると言えるでしょう。
そこに加えて40代の独身女性、という条件。
そんな条件にも関わらず、私は注文住宅を建てるという「非常識な選択」をしました。
常識はずれの行動を起こしたことが、面白いことに、3人の友人の人生を動かすきっかけになったのです。
「自分をダメだと思っている人ほど、本当は大きな力を持っている」と感じた体験を、お伝えします。
「劣っている」のは思い込みと比較対象がズレている
「劣っている」というこの言葉。
何かと誰かと比較するから、出てくるワードなんですが。
この「比較」が問題を起こしてしまいます。
比較する時、必ず何かを対象にしているんですが、その対象をどこに置いているのかというと、みんなそれぞれ自分基準で設定しているんですよね。
設定が異なる、ということは、職場の人全員、比較している対象が違うということ。
これは職場だけでなく、家族も含めた人間関係全般に言えることでもあります。
例えば、「私はAさんより仕事ができないし」という風に。
Aさんはテキパキ仕事をこなして、意見もハッキリ言うのに、チームのメンバーと楽しく仕事をしている。
それに引き換え、私は覚えも悪くて、怖くて意見もうまく言えないし、ミスが多くて申し訳ない気持ちになって、余計に何も言えなくなってしまう・・・。
そんな風に思ってしまったこと、ありませんか?
私は新しい職場に入る度に、いつもこんな気持ちになっていました。
入って3ヶ月程度では、まだ仕事をようやく一通り覚えたぐらいの段階です。
自己否定が強かったり、完璧主義が強いと、いきなり100までできるようにならなくちゃ!と、焦ったり不安に陥ったりしてしまいがち。
この場合、「既に何年も働いている人」と「入って数ヶ月の自分」とを比較していますよね。
そりゃ、比較したら自分の方が劣るに決まっています。
むしろ入って数ヶ月でテキパキ仕事できて、意見をハッキリ言えてたら、超優秀です。
しかも誰かに、3ヶ月位内に、ミス無く完ぺきにできるようになってください!と言われたわけでもなく。
あ、3日で辞めた仕事は、初日によくわからない部分を確認したら、さっきも言いましたよね?!!と怒られ、言われたことは1回で覚えてください、というスタンスの人が担当だったので、心が病んですぐに辞めましたが。(笑)
10回ほど転職して、そんな強烈な職場は1ヶ所だけだったので、ごくまれです、そういう職場、たぶん。
そんな職場に当たったら、辞める決断は早めをオススメします。
と、脱線しました。
その超優秀な人にならなくてはいけない、最初から完璧にミス無くできなくてはいけない、そんな強い思い込みが、自分をダメな人、劣っている人に仕向けていってしまいます。
また、よく言ってしまいがちな、
「なんでこんなに覚えが悪いんだろう」
「どうせ私は仕事ができない」
といったような、ネガティブな言葉。
これらは、比較対象がとても曖昧です。
曖昧なので、比較対象が広くなり、まるで「みんなにそう思われている」ような気持ちに陥ってしまいます。
そうなると、周囲の人全員からダメ出しされているような感覚になって、より一層心が萎縮して、できることもできなくなって、本当に仕事ができない人になっていってしまう・・・。
ダメな私を現実化する、負のスパイラルの完成です。
それって本当にできないこと?自分の常識を疑ってみる
そんな負のスパイラルに散々陥ってきた私ですが、同じように思っても、「また思考が暴走して、いきなり全部をやろうとしているな」とブレーキをかけられるようになっています。
思考の暴走というよりも、無意識下にプログラミングされてしまったクセが、自動的に発動してしまうんですね。
なので、考え方を変えようと思っても、いざその場面になったら、瞬時にクセが出てきてしまいます。
その自動的に発動している状態に、まず気づけるようになっていき。
ブレーキがかけられるようになると、「もしかして、この考え方って、おかしいのかも?」そんな風に、自分の考え方に距離を置けるようになり、疑問が持てるようになっていきました。
そうすると、自分の価値観、固定概念についても疑問を抱くようになっていきます。
「正社員の方が安定しているっていうけど、本当にそう?」
「給料や待遇が良いから、仕事内容に不満があっても、人間関係でのストレスが強くても、我慢して定年まで働けば安心・・・本当に?」
疑問が出るということは、それ以外の可能性もあるという事を示唆しています。
可能性に目を向はじめ、そこにスピリチュアル的な考えも加わり、価値観は自分が作り出していて、その通りの現実が現れてくるのを体感するようになっていくと。
「家を建てるって、男性がするものだと思い込んでいたけど、別に派遣社員が建てちゃいけないなんてルールはないな?なら、ちょっと調べてみよう」
なんて発想が生まれたりしました。
そこで生まれた発想に対して、行動を起こすかどうかは、人それぞれだとしても、常識を外して物ごとを見れるようになると、世界観が変わっていきます。
「劣っている人」が行動を起こすと影響力が大きい理由
そんな「劣っている」と思われる雇用形態と社会的立場の私が、「劣っていない」人でもあまりやらない選択をしました。
そこで何が起こったかと言うと。
周囲の人の可能性の枠が広がりました。
私が仮に、高学歴高収入の30代で、素敵なパートナーと結婚している女性だったら、
「家買えて良かったね、おめでとー」と思われるだけで、周囲への影響はほとんどなかったはずです。
でも、給料も平均よりちょっと下で、しかも40代独身女性。
周囲のハードルがめちゃくちゃ下がったんですね。
住宅ローンを契約?!正社員じゃなくても、家を建てられるんだ??
そんな衝撃を受けた友人が3人いたようです。
おかげで、1人は新車をローンで購入する決断をし。
1人は同じく独身女性でマンション購入をし。
もう1人は結婚1年目で全く家を建てる話すら出ていなかったのに、突然家を建てることに決め。
新車を購入した友人曰く、住宅ローンに比べたら、車のローンなんて大した事ないと思った、それでも人生で初めて200万超えの契約をする時は手が震えた、と言っていました。
車を買いたいのに、お金が無くて買えない、どうしたらいい?
そんな不安を解決しなくても、ハードルを下げた人に出くわしただけで、手が震えるほどの決断を自発的にする、これってすごいことだなと思いました。
そして、自分にとって親しい人であればあるほど、影響力が大きいです。
自分のやりたいことをやった、ただそれだけで、周囲へ影響を与えた事実。
心の声に従うことの影響力の大きさを知った、良い経験になりました。
周囲よりも劣っているように見え、いま苦しい条件下で生きているのであれば、あなたが行動し変化を起こしたら、影響力は絶大になります。
人より「劣っている」ことは実は弱みではなく。
影響力の力を蓄えている人、なのかもしれません。
あなたの人生に気づきが訪れ、新たな可能性が開かれていきますように。

