45歳で3年無職【1】転職10回の末に「無職という仕事」を選んだ話

45歳で3年無職【1】転職10回の末に「無職という仕事」を選んだ話

20代にバイトからスタートし、転職を繰り返すこと約10回。

40歳から勤めはじめた会社が、ようやく最後の職場になるかと思っていたのですが、働き初めて3年目ぐらいから徐々に様子がおかしくなっていきました。

もくじ

45歳で無職になった経緯

はじめは派遣社員としてスタートし、3年目に契約社員に切り替わりました。

ただの補助業務だったはずが、いつしかサイト運用のディレクション的なポジションに。

それなりの大企業だったため、本部役員の思いつきの指示に振り回され、まぁまぁ大変でした。

3年目にはアプリを作れとのお達しが。

全員が手探りの中、その業務も主担当になり、仕事量が2倍に。

アプリをみんなで作り上げていくのは楽しかったのですが、そもそも仕事量が多すぎました。

この頃、突然電話で自分の名前をうまく言えなくなったんですよね。

どうやら、脳疲労を起こしていたようです。

4年目にはシステム案件にも関わり始め、完全にキャパオーバーになっていきました。

そして5年目。

未だかつてない、意味不明な指示が降りてきました。

既にあるシステムと同じものを、新たに作りたいと。

役員が自分の実績を作りたかっただけの、ゴリ押し案件でした。

全員反対したものの、結局その指示は押し通され、とんでもないお荷物を抱えることに。

そして最後のダメ押しがやってきます。

粗探しを仕事と勘違いしている、他部署の社員が異常なほどに口出しをしてくるようになり。

正社員の話も出ていたものの、こんな会社にいられるか!と心がブチ切れ、辞める事にしました。(笑)

仕事を辞めるたびに襲ってきた不安と恐怖

転職が多い割に、「辞めます」の一言がなかなか言えないので、ほぼ毎回辞めるタイミングはその時の勢いです。

なので、基本的に次の仕事は決まらないまま。

仕事を辞めた直後は、もう明日から何もしなくて良いんだ!という開放感でいっぱいなんですが。

あっという間に、次の仕事が見つからなかったらどうしよう、その不安に変わってしまいます。

まだ、辞めて数週間は気持ちに余裕があります。

求人を見ても、ピンとくるのがないし、良い求人が出るまでのんびり探そう。

そう思いながら求人を見る度に、この仕事はできそうにない、場所が遠い、年齢オーバー、運転できない・・・

ダメな部分ばかりが目に入っていき、次第に焦りが出てきます。

それに加えてインドア派なので、家から出ない日が増えると。

今度は、外に出て誰かに会ったら嫌だな、人に会うのが怖い、そんな状態になっていき、心がさらに不安定に。

仕事を辞めてスッキリしても、結局不安と焦燥感に襲われて、心は休まらないままでした。

でも、今回仕事を辞めた時は、ちょっと違う発想になったんです。

仕事をしたくない=「無職をやりたい」という気づき

辞めますと上司に伝えたのは12月。

3月末で辞めることになったので、約3ヶ月は出社しないといけません。

引き継ぎをしながら、次の仕事はどうしようかな、仕事をハードに頑張りすぎたし、とりあえずはゆっくり休もう、そんな風に考えていました。

やりたい仕事、今のところ思いつかないなー。

大企業で働くのは、結局理不尽さを我慢したり、人間関係がめんどくさいし。

いやでも、中小企業や個人店でブラックだったら、もっと人間関係や待遇がえげつないことになるな。

仕事しなくても、不労所得とか、お金がどっかから入ってくれば良いのに。

そんな妄想をしていた時、ふと湧いてきた考えがありました。

そもそも仕事辞めるから、「仕事をしない」願いは叶うんだよね。

お金が入ってこないだけで。

無職になりたい・・・なりたい仕事、やりたい仕事ってことだよね?

やりたい仕事は「無職」。

そう思ったら、失業じゃなくて、やりたい仕事に就くのと同じことじゃない?

なら、「無職を思い切りやろう!」と、清々しい気持ちに切り替わりました。

無職に対する概念が変わったことで、今まで不安と焦燥感に襲われていたのが、嘘のように消え。

本当に仕事をしない日々を、心の底から楽しめました。

無職生活を肯定したことで得られた心の変化

早期リタイアしたわけではないので、貯金が足りなくなったら働かなくてはいけない現実も、もちろんあります。

今まさにその現実に直面して、とんでもない不安に襲われているんですが。(笑)

でも、例えば半年間仕事が見つからなかったとして。

その半年は仕事をしなくて良い状態です。

ゆっくり休みたい、仕事をしたくない、その願いが100%叶っている状態。

同じ半年という時間を、先の不安に飲み込まれて生活する日々と、思い切り仕事をしない日々を楽しむのとでいったら、圧倒的に後者の方が有意義ですよね。

「無職になってしまった」ではなく「無職をやっている」

自ら選んだ状態で何かをする時、そこに後悔は起きません。

もしお金が無くなって生きていけなくなったとしても、自己責任でそうなっているので、会社や世の中のせいにすることもありません。

もし、仕事が見つからなくて不安に駆られて、焦る気持ちが収まらない、そんな時。

あえて「無職をやっている」

そう思ってみると、気持ちが楽になって、逆に仕事が見つかりやすくなるかもしれません。

あなたの人生に気づきが訪れ、新たな可能性が開かれていきますように。

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