毒親に囚われる

毒親に囚われる

自分の心の問題に向き合っていくと、親子問題にぶち当たります。

昔は毒親なんて言葉はなかったのですが、新たに現れたこの言葉により、親に対しての怒りや恨みの気持ちがあったことが、良くも悪くも鮮明になりました。

何十年もかけて心の奥底に降り積もった負の感情は、とてつもなく強力。

あまりにも強力なので、今度はその負の感情に囚われていきました。

呪いの解呪をしようと呪いの原因に向き合ったら、呪いが強すぎて囚われてしまった、そんな感じ。

しかもこの呪いが厄介なのは、呪いを自分で生み出していることです。

この負の感情をどうにかしたくて、感情をそのまま受け止めることをやっていました。

何度も何度も嫌な感情の中に止まり、体の感覚を注意深く感じ取っていくことを繰り返していた、ある日。

その根底に、小さな快感がある事に気づきました。

心の中で、怒りや恨みつらみの言葉を並べ立てている時、相手に言いたいことを言えているような錯覚と快感。

ある種の優越感を感じることで、自分が力を得たような陰の喜びを伴っていました。

快感があることによって、より一層負の感情を手放すのが難しくなっていたんですね。

ギャンブル中毒の人と似たり寄ったりです。

中毒なので、常にその無意識に感じている快感を得たくて、負の感情の虜になっていたのがわかりました。

毒親の本や知識は、自分の中に抑圧していた感情に気づくきっかけにもなりますが、親を憎む気持ちから抜け出せなくなってしまう、もろ刃の剣にもなってしまいます。

では、そこから抜け出すには、どうすればいいのか。

まず、自分の気持ちが、常に親に向かってしまっている自覚を持つことが必要でした。

母親がちゃんと愛してくれなかったせいで。

父親が否定しかしなかったせいで。

自分の性格が歪んでしまったのは親のせいだ。

相手のせいにしている限り、この毒親問題から抜け出すことはできません。

その次は、自分の考え方を別の角度から見る練習をしました。

親のせいではあるけれど、親を許せないとネガティブな感情を握りしめているのは自分自身。

性格が歪んだことを親のせいだと叫んでも、自分の性格が変わるわけではない。

親のせいではなく、自分で選んで今の状態にいる。

ただ、そんな風に視点を変えて考えても、根本的な親への怒りや恨みなどのネガティブな気持ちは消えませんでした。

最後にやったことは、ネガティブな気持ちを手放す方法を探すことでした。

ネット上で情報を探して出合ったのが、感情を開放する「EFT」という手法でした。

その時の私には、この手法が最も効果がありました。

EFTを使って、心の無意識の領域に踏み込んでいくことになります。

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